【JC 流し読み】
今回のJCは
・急性疼痛に対する研究(NSAIDsの容量や1剤 vs 3剤)
・急性のせん妄に対する4ATの精度
などです。ERの急性鎮痛の研究は結構色々でていますが...結論が異なるのもあるのでどこかで一回整理しないと...と思っています。
舟状骨骨折疑いでXr陰性の症例にはすぐMRI撮像したほうが(そのほかの骨折もあわせ)診断精度,患者満足度を改善しつつコスト軽減となった(Bone Joint J 2019;101-B:984-994.)
急性疼痛に対するイブプロフェン内服の60分後の鎮痛効果は400mg,600mg,800mgで同等だった(Ann Emerg Med. 2019 Aug 2. pii: S0196-0644(19)30449-4)
急性疼痛に対するアセトアミノフェン1g vs アセトアミノフェン1g+イブプロフェン400mg+60mgコデイン内服後の鎮痛効果に有意差はなかった
(Ann Emerg Med. 2019 Aug 1. pii: S0196-0644(19)30442-1.)
AFに対する抗不整脈薬は優位に転倒関連の外傷や失神のリスクを上昇させる,特に最初に14日がリスクが高かった。(J Am Geriatr Soc. 2019 Jul 24. doi: 10.1111/jgs.16062.)
急性疾患の70才以上の患者のせん妄に対する 4 'A's test(4AT)は感度76%特異度95%だった。(Health Technol Assess. 2019 Aug;23(40):1-194.)
EF低下のある心不全患者に対してダパグリフロジンはDMの有無に関わらず心血管による死亡や心不全悪化のリスクが低下した(N Engl J Med. 2019 Sep 19. doi: 10.1056/NEJMoa1911303)(COIあり)