COVID Blindness(COVID-19 vs 診断エラー)
少年ジャンプでは鬼滅の刃が最終回をむかえた一方でDiagnosisの最新号のEditorialが熱すぎました
COVID Blindness(Diagnosis (Berl). 2020 May 26;7(2):83-84.)
病歴が取れない施設入所している高齢男性が発熱と倦怠感でERを受診。レントゲンでわずかに右下肺の間質影がありCOVIDの判断でインフルエンザの検査と血液培養が採取され経過観察となった。翌日,担当した医師が再評価するとWBC上昇,15%のband,発熱,130の頻脈がありました。敗血症を考慮し抗菌薬投与を開始しようとしたところで血液培養でグラム陰性桿菌が陽性になったという連絡があり,受診から治療開始まで12時間が経過していた...という症例でした。
「In order to survive sepsis, and survive this pandemic, we must not forget our differential diagnoses and our foundational training. Not all that fevers is COVID-19.」
当たり前を当たり前にやる...難しいですが基本に忠実に、を再実感しました