ある病院総合診療医の備忘録+α

関東在住の総合診療医・老年病専門医です。日々の学びの書き留め用に。 Twitterもはじめました。 @GHhrdtk

【JC】フレイル×ポリファ STOPPFrail CriteriaのRCT

予後が限られたフレイルの人を対象としたポリファーマシー介入 STOPPFrail CriteriaのRCT研究(J Am Geriatr Soc. 2020 Apr;68(4):762-769.)

 

※フレイルの定義は要介護前の人のみを示すパターンと要介護の人もふくむパターン色々なのでフレイルの研究は「Pupolation」大事のようです

●Deprescribing in Older People Approaching End of Life: A Randomized Controlled Trial Using STOPPFrail Criteria
J Am Geriatr Soc. 2020 Apr;68(4):762-769.

目的:終末期を迎える高齢者は複数の薬を処方されることが一般的であるが,その多くは不適切だったり無駄な可能性がある。この研究の目的は最近開発されたSTOPPFrailを高度フレイルの人に適応した場合の効果を検討する
デザイン:RCT
設定:アイルランドの2つの急性期病院
参加者:高度フレイルとポリファーマシー(5種類以上の薬)があり長期療養型施設に搬送になった75才以上の成人(n=130)
介入:主治医にSTOPPFFrailを用いた減処方プランを提示した。
測定:主要アウトカムは3ヶ月後の薬の変化。副次アウトカムとして予定外の病院受診,転倒,QoL,コスト,死亡率
結果:ベースの投薬は介入群11,5から2.6減少,対象群は10.9から0.36減少。コストは毎月61.74ドル差がついた,ほかの副次アウトカムは有意差は認められなかった
結論:STOPPFrail-guided deprescribingは、フレイルがある高齢者におけるポリファーマシーと投薬コストを有意に減少させた。転倒、病院受診、生活の質、死亡率に関しては群間で有意差は認められなかったが、この試験ではこれらのアウトカムの差を検出するには力不足であった可能性が高い