Evidence-based prevention of Alzheimer`s disease: systematic review and meta-analysis of 243 observational prospective studies and 153 randomised controlled trials.
J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2020 Jul 20. pii: jnnp-2019-321913
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32690803/
背景:アルツハイマー病(AD)の予防に関するエビデンスはエンドポイントや信頼性が様々で研究デザインが異なるため、解釈が難しい。エビデンスに基づいたAD予防に関する提案をするために前向き研究によるシステマティックレビューとメタアナリシスを実施した。
方法:2019年3月1日までの前向きの観察研究と無作為比較試験をふくめた。多変量補正効果はランダム効果モデルから推定された。エビデンスのレベルと提案のクラスをまとめた。
結果:44676の報告のうち243の観察研究と153の無作為比較試験が解析対象になり,104の修正可能因子と11の介入をメタアナリシスに含めた。
レベルBの弱いエビデンスを有する9の因子:中年期の肥満,晩年期の体重減少,運動,喫煙,睡眠,脳血管疾患,フレイル,心房細動,VitC
エストロゲン補充とAchE阻害薬による介入は推奨されない