ある病院総合診療医の備忘録

関東在住の総合診療医・老年病専門医です。日々の学びの書き留め用に。 Twitterもはじめました。 @GHhrdtk

学会・活動など

transient myoclonic stateの症例がEJCRIMにアクセプトいただきました

23年4月に記事にさせていただいた 稀?なミオクローヌスの鑑別:transient myoclonic state in the elderly https://generalistcwtg.hatenablog.com/entry/2023/04/18/213254 EJCRIMに無事アクセプトいただきました https://www.ejcrim.com/index.php/EJCRIM/…

【JGFM掲載】尿管結石疑いの症例におけるCVA叩打痛の有用性

Evaluation of the usefulness of costovertebral angle tenderness in patients with suspected ureteral stonehttps://doi.org/10.1002/jgf2.581 Pubmed収載はこれからですがJGFMのPreliminaryにアクセプトいただいた尿管結石疑い症例のCVAtdsの有用性に関…

アルコール依存症の診断と治療に関するeラーニング研修 修了!!

アルコール依存症の診断と治療に関するeラーニング研修、修了証をいただきました 4月に異動してから、病棟管理や外来管理で層が一部違うというのを実感しました。。あきらかにAUDITの使用回数が増えました。。。 Wernickeだけでなく、ペラグラも遭遇する機会…

院内の発熱時に関する指示簿の後ろ向き観察研究がPubmedに掲載されました

院内発熱時の指示簿の内容(Dr.callになっているかどうか)で、結果的に菌血症だった症例では、 発熱から1時間以内の血液培養採取率が違う(23% vs 67%) 血液培養採取までの時間が違う(1h vs 6.5h) という単施設後ろ向き研究をPubmedに掲載いただきました https…

発熱の指示簿に関する単施設後ろ向き観察研究 Int J Gen Medにアクセプト

Relationship between the use of preprinted physician orders for hospital-acquired fever and time to blood culture collection: a single-center retrospective cross-sectional study 発熱時の指示簿と血液培養採取までの時間をしらべた後ろ向き観察…

【EMJ 掲載】尿膜管遺残膿瘍のClinical picture

研修医の長先生とみた尿膜管遺残膿瘍の症例をEmerg Med Jに掲載いただきましたhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35321922/https://emj.bmj.com/content/39/4/278腹痛+臍からの排膿という特異的な症状で受診されたのでSnap診断にいたった症例ですとはいえ、臍…

【科研費 基盤(C) 採択】

#科研費採択基盤(C) 採択されました研究に関する考え方もこの2-3年で変わり,診断エラーWG(現:良質な診断WG)初代共同代表の宮上先生に触発され挑み,無事結果が出ましたWGの皆様,特にお忙しい中御助言いただいた宮上先生,原田侑典先生,和足先生,志水先生本当に…

下部消化管穿孔の診断エラーの頻度と関連因子は?(Sci Rep. 2022 Jan 19;12(1):1028.)

すこし前ですが、良質な診断WG(旧:診断エラーWG)で行った下部消化管穿孔を対象とした多施設後ろ向き観察研究の研究がScientific Reportで公開されました Diagnostic error rates and associated factors for lower gastrointestinal perforationSci Rep. 202…

【ケース】若年のFitz-hugh-curtis症候群疑いに造影CTは必須か?

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34938563/https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ccr3.5211 Fitz-Hugh-Curtis syndrome without salpingitis: Should contrast-enhanced computed tomography be a routine diagnostic procedure?Clin Case Rep. 202…

【EJCRIM Case アクセプト】尿中肺炎球菌抗原偽陽性のケース

発熱+肺にGGO+肺炎球菌尿中抗原陽性(+肝障害)という症例で...最終診断が肝膿瘍+Strep sppによる尿中抗原の偽陽性という症例、EJCRIMに一発アクセプトいただきました 迅速に原稿を仕上げてくださった納冨先生,御指導いただいた和足先生,弘重先生,志水先生あり…

【JGEM Letter アクセプト】

【JGFM Letter アクセプト】 オリンピック村や多くの競技場が近い...ということで熱中症の多数搬送に備えていた2021年夏 競技会場や関連人員の救急搬送症例の中で熱中症は「0件」という結果でした(アルコール関連はありましたが...) 無観客試合になった影響…

Medicina 2021年11月号で執筆の機会をいただきました

Medicina 2021年11月号 外来で役立つAha!クエスチョンでConvulsive syncope(失神性痙攣)をメインに病歴聴取に関して執筆させていただきました!!https://www.igaku-shoin.co.jp/journal/detail/39317https://www.amazon.co.jp/dp/B09JBKMR1B/ 病歴聴取の精度…

【Review アクセプト】CDSSに関するScoping review

【友情・努力・勝利】Plus Ultra ということで成功の確約なくTrialをしたScoping reviewなんとかIJERPHという雑誌にアクセプトをいただきました。共著の皆様には本当にありがとうございました!!Scoping reviewはメリットも色々有るんですが、やってみてわか…

WGの活動報告が病院総合診療医学会和文誌「特別寄稿」にアクセプト

勝手にロールモデルにさせていただいている森川先生を見習い、自分の所属しているWGの活動を残す、という作業に取り組んだ結果... 『診断エラーワーキンググループの活動報告および診断エラーの歴史と文化に関する考察』の内容を病院総合診療医学会和文誌「…

JGFMのLetterにアクセプトをいただきました

スタッフの渡邊先生が「医療機関負担軽減もふくめ2020/21シーズンにFluワクチン接種が呼びかけられていたが,接種率は変化するか?」を検証した単施設アンケート研究をJGFMのLetterに提出させていただいたところ無事アクセプトをいただきました!!対応もはやく…

【執筆】「診断エラー学のすすめ」が発刊しました

「診断エラー学のすすめ」が本日発刊になりました!!「診断エラー」は外来で5%,院内有害事象の6-17%,院内死亡の10%とすごく身近ははずなのに軽視されがちな領域です。しかし,患者安全の領域では最大のTOPICであり,頻度は前述の通りコモンです。診断エラーの存…

PET-CTの集積がきっかけで診断できたPANのケースをMedicine(Baltimore)に掲載

局所症状に乏しいSingle organ vasculitisできたPANをPET-CTの集積をきっかけに診断できたというケースレポートをMedicine(Baltimore)に掲載いただきました18F-Fluorodeoxyglucose positron emission tomography computed tomography detection of single or…

キノロンからのVA解離のケースレポートをInternal medicineに掲載していただきました

キノロン→血管障害→大動脈解離や大動脈瘤のリスクが上昇するのであればキノロン→椎骨動脈解離も生じるのでは?という視点でのキノロン投与数日後に発症したVA解離のケースレポートをInternal medicineにアクセプトしていただきましたhttps://pubmed.ncbi.nlm…

診断関連でLectureさせていただく機会をもらいました

東京北医療センター 総合診療科の岡田先生に声をかけていただき「まったく疾患が思いつかないときの診断推論」をテーマにお話しさせていただく機会をもらいました 途方もない頂を登っている最中の自分でよいのか!?と思いながらもこういった立場だからこそ言…

IJERPH:Perspective掲載

IJERPH:Perspective掲載昨年の8月に行わせていただいたTGIM 81th AI vs HumanのケースカンファレンスをIJERPHに投稿させていただき、本日Publlishいただきましたhttps://www.mdpi.com/1660-4601/17/17/6110Isabelとの対決を御快諾いただいた志水先生,御指導…

闘魂外来参加してきました

(FBからの転載です) 利根中央病院で10/19に開催された闘魂外来に参加させていただきました!! 利根中央病院は群馬県北部の利根沼田地域で幅広い医療を行なっている中核病院です(FBページもあります) https://www.facebook.com/tonegeneralmedicine/ 午前中は…

●勉強会:第1回 江東高齢者総合診療カンファレンス

●勉強会:第1回 江東高齢者総合診療カンファレンス 城東地区、特にあまりプライマリケア指導医がいない疑惑のある江東区や江戸川区で総合診療を学べる・学び合う環境を作りたい、という趣旨で立ち上がりました https://www.facebook.com/events/8810730622545…

Koplik斑のClinical picture が載りました

Koplik班のClinical pictureがPostgraduate Medical Journalにのりました https://pmj.bmj.com/content/early/2019/05/30/postgradmedj-2019-136739 麻疹の臨床診断,学会発表,Clinical picture投稿の一連の流れの無茶振りに答えてくださった研修医の田中先生…

Clinical picture が載りました

アヘンバッハ症候群のClinical pictureがCMAJにのりました無茶振りに答えてくださった専攻医の納富先生ありがとうございましたhttp://www.cmaj.ca/content/191/21/E584東京GIMで症例を出す→JR東京総合病院の須山先生と獨協総診の志水先生の手厚いサポート→Cl…

内科学会総会にいってきました

少し前の話なのですが、GW前の内科学会、研修医・医学生の内科学会ことはじめで発表してくれた和田先生,田中先生お疲れさまでした!!二人とも見事なプレゼンでしたし,田中先生はACPのセッションで優秀討論賞も受賞するという猛者っぷりの活躍でした。今年の内…